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おいしさへのこだわり、匠の心。

味

歯ごたえの心地良い生地造り

国内の米菓の食感や歯ごたえは大きく分けると新潟タイプと草加タイプに分かれます。新潟タイプは歯ごたえが穏やかで、食ぺるとサクサクと軽やかに砕けます。文字通り新潟県産の米菓は大半がこのタイブです。一方、草加タイプは硬焼きで、パリパリと力を入れて噛み砕く快感が魅力です。

弊社の所在地は栃木県で埼玉県の草加市に近く、基本的には草加タイプですが、それを改良して生地の表面近くは硬く、内部は砕け易い独特の生地造りとして、歯ごたえの変化を楽しんでいただげるようにしてあります。

原材料には出来るだけ良いものを

弊社は米菓の原料米には国内産米のみを使用することにし、海外米は一切使用しておりません。

数年前に全国的な大不作で、原料米が国内で品不足になり、価格的にも高騰し大変苦労したことがございましたが、その時、米国、中国、タイなどから原料米を取り寄せ、何度もテストしてみました。ところが結局海外米では国内産米のような美味しさが得られず、弊社製品には使用できないと判断し海外米の使用を断念いたしました。

これは、原料米アミノ酸の含有量が海外米は国内産米の半分以下で、焼き上げたときにアミノ酸が出る香ばしさも少なく、また生地のコシも弱く弊社の特徴としている「心地良い歯ごたえ」がどうしても作り出せなかったためです。また、味付け用の原材料にも出来るだけ良いものを使用し、生地の美味しさをさらに引き立てるような質の高い味付けを行っております。

残り味の余韻を楽しめる味付け

「食べ終わっても、もう一つ食べたくなる」ような味付けが弊社の最終目標で、そのため、食べ終わったときに口の中に味がしつこく残るような味付け材料は使用を差し控えております。

人手を十分掛けた丁寧な製品造り

弊社の製造ラインは各作業者が自分の経験や技を十二分に発揮できるよう、意図的に自動化ラインは採用せず、単品機械を配置し、米菓製造40年以上のペテラン社員を中心に毎日丁寧な製品造りを行っています。

また、包装ラインについても、袋詰めやギフト品セットなどに細かな手作業が必要なので、100名以上の作業者が一品一品心を込めて仕上げております。

名水

日光国立公園を水源地とする清麗な伏流水源

弊社は平成12年6月に宇都宮市内の旧工場から現在地の新工場に全面移転いたしました。この新工場の用地選定時には数箇所の候補地で地下水のボーリング検査を行い比較検討いたしました。その結果、現在地の水が化学的性質も最良で、しかも水質がまろやかでそのまま飲んでも何とも言えない美味しさだったのでここに決定した次第です。

現在地に弊社の直営販売店舗があり、そこでこのお水をご自由にお飲みいただけるようにしてありますので、機会がありましたら是非一度お立ち寄り下さいませ。

クラスターの小さい水質

文献資料(食品と水の科学 野口駿著 幸書房)によると、「水中での水の分子の状態には、単母子状態と種々の大きさの分子集団状態(クラスター)とがあり、しかもこのクラスターの大きさが小さいほど水がおいしい」との説明があり、弊社の水は、クラスターがかなり小さいものと思われます。

米菓製造に際しては、原料米を洗米後に約半日間水に漬け、米粒に十分水を吸わせますが、この時まろやかでクラスターの小さな水ほど、浸漬効果が期待でき上質の生地に仕上がります。これも、この名水の効果と考えております。

清潔に保たれる工場

包装部署内の区画カーテン

包装部署は、透明なカーテンで清潔作業区域と準清潔作業区域とに区画分けされていて、清潔作業区域の気圧がいつも準清潔作業区域より高くなっています。袋詰めは清潔作業区域内で行い、それを準清潔作業区域に移動しそこで箱詰めし、段ポール詰めなどの作業時に発生するゴミやホコリが清潔作業区域には入らないようにしております。

工場出入り口のエアシャワー

作業者の更衣室から工場への出入り口にエアシャワーを設置し、全員必ずここを通り、作業衣の表面に付着しているゴミなどを排除するようにしています。また、粘着ローラーも併用し、毛髪などの付着を排除するようにしています。

ステンレス鋼板製の特殊コンベヤー

製造工程の最終工程が仕上げ乾燥機ですが、ここで、味付けの醤油タレの水分を完全に除去します。仕上がった製品は仕上げ乾燥機から出てこの特殊コンベヤーに乗り移ります。このコンベヤーは、ステンレズ鋼板製で、リニヤーモーターで前後運動をするだけですが、前進と後進で移動速度を変えてあり、後進時のほうが前進時より高速に設定されています。そのため、製品とコンベヤーの摩擦力の差により後進時には製品がコンベヤー上を滑り、少しずつ前方へ移動して行きます。

この特殊コンベヤーは弊社内の直営販売店舗の2階部分から窓越しにどなたでもご覧いただけるので、お立ち寄りの節は是非一度ご覧下さいませ。